【ケント(米ワシントン州)共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカは19日、シアトル近郊のケントで開幕し、昨季の世界選手権で銅メダルに輝いた17歳の羽生結弦(宮城・東北高)が男子ショートプログラム(SP)で世界歴代最高の95・07点を出し、首位に立った。
羽生は冒頭の4回転トーループを鮮やかに決めるなど、ほぼ完璧な演技で、高橋大輔(関大大学院)の持っていたSP最高記録を1・07点塗り替えた。
小塚崇彦(トヨタ自動車)が自己ベストを更新する85・32点で2位、ジェレミー・アボット(米国)が77・71点で3位。町田樹(関大)は75・78点で4位につけた。
ペアSPはタチアナ・ボロソジャル、マキシム・トランコフ組(ロシア)がトップに立った。